次亜塩素酸水での加湿は可能か

次亜塩素酸水は、低濃度のものであれば人体に触れたり、口の中に入ったりしても安全ですから、噴霧自体は問題がありません。
しかし、余りに濃い濃度のものは部屋が塩素臭くなってしまうなど体調面で不安があるため、適切な濃度で行う必要があります。
次亜塩素酸水は、通常であれば最も濃度の低い20-50ppmあたりでも充分に環境殺菌の能力があるとされていますので、この辺りの濃度に設定するよう心がけます。

次亜塩素酸水の希釈

次亜塩素酸水を使って加湿するには、次亜塩素酸水を希釈していく必要があります。通常市販の次亜塩素酸水は、500ppm前後の濃度で売られていることが多いのが現状です。直接使えるものであっても厚生労働省が認可する200ppmのものが多いでしょう。このままでも充分に殺菌能力がありますが、濃すぎるのはやはりあまりよくありません。
ましてや空気中に漂う細かい粒となった液体を直接吸引することになりますから、安全とされている濃度まで抑えることが最も効果的です。

希釈は水道水でもまったく問題がありません。
濃度が高いほど塩素のにおいが鼻につきますので、細かいところはお好みで、実際に使っていきながら合わせると良いでしょう。


次亜塩素酸水での加湿における注意

次亜塩素酸水での加湿を行うにあたって、注意する点はあるのでしょうか。

ひとつは、濃度に注意するべきです。くどいようですが、20-50ppmという比較的希釈した状態でも、環境殺菌であれば問題なく効果を実感できます。もし、過度に濃い次亜塩素酸水で使用した場合、体質にもよりますが皮膚や粘膜を傷つける可能性があることが報告されています。もし、充分に希釈していてもこうした症状が現れる場合には、肌に合わない可能性もありますから、すぐに使用を中止しましょう。

また、噴霧器の衛生には気を配りましょう。次亜塩素酸水自体はかなり殺菌能力が高いものですが、かといってメンテナンスやお手入れをしなくて良いということではありません。フィルターなどに雑菌が繁殖してしまうと、気化して濃度の薄まった次亜塩素酸水の噴霧で、部屋全体が逆に汚染されかねません。こうした効果は非常にマイナスとなるばかりか、人体にも影響がありますので注意が必要です。

まとめ

噴霧すること自体は問題がないということを知らない人も多いのではないでしょうか。正しく機器を使用して、安全により快適な生活環境を整える上で、次亜塩素酸水と加湿をうまく利用していきましょう。

次亜塩素酸水の加湿器とは

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