感染症を防ぐため、石鹸での手洗いやアルコール消毒は毎日の生活の中でも有効です。しかし、これでも死滅しない細菌やウィルスというのは存在するものです。そんな方に、アルコールや石鹸でも死なない菌やウィルスに有効な次亜塩素酸水についてご紹介していきます。

 

正しい製品を見分けることの重要性

次亜塩素酸水はもともとは医療器具などの洗浄に使われていたものですが、アルコールや石鹸で除去できない範囲の菌にも有効に働くことから、自宅などで使用する場合でも非常に役に立つといえます。
しかし、様々な製品があふれている昨今、本当に効能のある商品を選ぶ目を持っていないと、似たような名称の製品を掴みかねません。
次亜塩素酸水をしっかりと理解し、正しい効果があるかが分かることは非常に大切なのです。

次亜塩素酸ナトリウムに注意

次亜塩素酸水を選別していく上で非常に問題となるのが、「次亜塩素酸ナトリウム」という物質の存在です。この次亜塩素酸ナトリウムは、医療現場などで主に金属や器の消毒に使われているなど、かなり次亜塩素酸水と類似している点があります。
しかし、この次亜塩素酸ナトリウムはとても強力な上、次亜塩素酸水とはまったくの別物であることに注意しましょう。次亜塩素酸水は食品添加物としても認められており、液体が皮膚についても問題ありませんが、次亜塩素酸ナトリウムは吐しゃ物などを除菌できるほど強力であり、口に入れたり肌につけたりなどはもってのほかです。
皮膚がただれてしまうため、健康にも影響があります。次亜塩素酸ナトリウムのほうがどちらかというと安価に出回っているものでもありますから、注意してみていく必要があります。


原材料名と次亜塩素酸濃度

次亜塩素酸水を選ぶ上で重要な点として、濃度と原材料が上げられます。原材料においては選別する手がかりがあります。通常、殺菌力があり、販売を認可された次亜塩素酸水は電気分解で作られます。正しい電気分解が行われたものは、不純物は特に出てきませんから、原材料名が次亜塩素酸のみとなるところが大切です。これ以外にさまざまな化学薬品が含まれている場合、新たに成分を足して作られている可能性があり、リスクが高いといえるでしょう。

濃度はppmという表示で記載されていますが、まれにこの濃度の記載がないものも存在しています。次亜塩素酸はその濃度によって役割が分類されており、400-500ppmのものが多いのが一般的です。こちらに関しては、また別のページで詳しくご説明します。
例)例えばこんな商品が次亜塩素酸 です。
次亜塩素酸 ジアニスト
 アマゾンページにリンクされています。

しかし酸性値がpH5.0を下回るようなものであると、確かに効果はありますが消毒としては強すぎるという難点があります。私たちの体液は通常pH7.4前後に保たれており、その値から離れれば離れるほど人体に影響が出る可能性が高くなってしまうのです。しっかりと適正なpH5.0-6.5のものを希釈して出来たものであることを念頭において選んでいきましょう。

まとめ

次亜塩素酸水といってもさまざまなものがあるのですね。類似品も出回っていますから、正しく商品を判別した上で使用するようにしましょう。折角の効果がある薬品ですから、安全かつ有効に使っていきたいですね。

次亜塩素酸水の選び方

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